「何度も確認したはずなのに誤字脱字があった…(泣)」
という様なことを皆様も一度はご経験されているのではないでしょうか?
今回はなぜ誤字脱字を見逃してしまうのか、その大きな理由と見逃さないための対策をお伝えしたいと思います。
脳は想像を超えて優秀過ぎるため、間違いを補完して読み進めることができてしまいます。
これを『タイポグリセミア現象』といいます。
このタイポグリセミア現象が誤字脱字を見逃してしまう一因となります。
この現象が起こる条件としては、単語ごとの最初と最後の文字の位置があっていることです。
実際に『タイポグリセミア現象』を引き起こす文章をご用意しました。
どうでしょう?読めてしまったのではないでしょうか?
しかし実際には26箇所で文字が入れ替わっていて、誤字脱字になっています。
極端な例ではありますが、この条件を満たしたものが一部、文章内に紛れてしまい誤字脱字を見逃してしまっているケースが多いようです。
この防ぐことが難しい「タイポグリセミア現象」ですが、いくつかの対策をご紹介したいと思います。
「段落ごと」、「一文ごと」、「単語ごと」にわける
時間をおくなどして脳内をリセットする
時間があるなら翌日にチェックする
これらの対策は私も実際にやっています。
また、時間がなくても極力納品前には読み返すようにしています。
時間がないからといって続けざまにチェック作業をするのはおすすめできません。
さらにご自身が作成した文章の場合は「間違いはないものとして」読み飛ばしてしまう傾向が強くなりますので、第三者がいる場合にはチェック作業を分担してダブルチェックするのが理想的です。
いかがでしたでしょうか?
『タイポグリセミア現象』のせいで、無意識に見落としている可能性があるということを意識していただけていたら、チェック作業時にはこの類の誤字脱字を軽減できるようになると思います。
今後チェックの際には対策1~3と併せて意識してみてください。
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