日々文字校正に携わっているからか、日常の何気ない瞬間でも「んっ?」となる文章を目にするときが多々あります。
皆様も読みづらい…、なにかが引っかかる…そう感じたことはありませんか?
それは文章の切れ目、読点の位置で別の意味に捉えてしまっている可能性があります。
今回は実際に目にした、日本語ならではの「意味が変わってしまう文章例」と、校正者目線からおすすめの、文章を作成するために、おさえておきたい5つの基本ポイントを併せてお伝えしたいと思います。
企画書や、提案書、またはメールの作成時にお役立ていただければ幸いです。
先日ニュース記事を読んでいたときに、一瞬違和感を覚えたので、後から読み返してみると、ジワリと笑ってしまう文章がありました。
下記が実際のニュース記事から抜粋した文章です。
「バスには乗客と運転手数人が乗っていました。」
普通に読み進めることは可能ですが、若干「んっ?」となる部分があることにお気付きでしょうか?
この文章から私がイメージしたのが下記の画像です!
だいたいの意味は理解できるので、このイメージはおおげさと思われるかもしれませんが、こんな風に読み取ってしまう可能性は十分にあります。
例えばこの文章の場合なら「バスには運転手と乗客数人が乗っていました。」と言い換えるのが、丁寧でより伝わりやすくなります。
読点の位置次第で二通りの意味になってしまうパターンをご紹介します。
そもそも全部ひらがなで書くこと自体あまりないかもしれませんが、こういうことも起こり得るという一例で挙げてみました。
こうしてみると単語の順番が入れ替わったり、読点の位置が前後したりするだけで、別の意味になってしまうことがあるとご理解いただけたのではないでしょうか。注意が必要です。
今回のようなことを回避するには、文章を作成されるときや、セルフチェック時に下記の5つの基本ポイントを意識してみてください。
いかがでしたでしょうか?
日本語って面白いと思わせる反面、難しいとも感じる内容をお伝えできたのではないでしょうか?
どうしてもセルフチェックに費やす時間がないという場合は、ぜひとも弊社の文字校正サービスをご利用くださいませ。
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