皆様は文章を書くとき、もちろん誤字脱字には気を付けると思いますが、「表記ゆれ」にまで気がまわっていますか?
「表記ゆれ」とは、文章内で同じ意味の言葉なのに異なる表記が混在している状態のことです。
例えば、「夏が好きな人がいれば、冬が好きなヒトもいる。」文中に「人」と「ヒト」の表記ゆれがありますが、意図的なのか、変換ミスなのか、と読む側の意識がそれてしまいますよね。不要な表記ゆれは文章の読みづらさを生みます。
私はそれくらい気にならない、と思う方も多いかもしれませんが読みづらさが思わぬトラブルや炎上を起こすリスクもあります。
表記がバラバラな資料はクライアントの信頼低下にもつながりかねません。
表記ゆれのチェックはクオリティを保つためにも重要です。
そこで今回は、文章を書くときに気を付けたい「表記ゆれ」をご紹介します。
自信がある方も振り返りになるかと思いますので、ご一読いただけますと幸いです。
下記例文は最低限読む上で大きな問題はないですが、実は複数の表記ゆれが起きています。ぜひ、表記ゆれを探しながら読んでみてください。
いかがでしょうか?
読むには読めたと思いますが、表記ゆれは下記の4つです。
では早速、表記を統一してみましょう。
いかがでしょうか?
修正文の方が読みやすくなりましたよね。
さきほどの例文に含まれていた表記ゆれのパターンだと、他にどのようなものがあるか見てみましょう。
これは少し分かりづらいかもしれませんが、全角/半角の表記ゆれです。
【例】
ひらがな/漢字の表記ゆれは実際の校正作業で指摘回数No.1!
例文の中では統一されていますが、「できる」と「出来る」もよく見るパターンです。
この例はたくさんあってキリがないですが、皆様が実感しやすいパターンだと思うので多めに紹介します。
日々の業務でよく見るのではないでしょうか。
【例】
これはちょっとわざとらしかったですね。
単位の表記ゆれは服の寸法や時間等、私生活でもよく目にするかもしれません。
【例】
略語は、同じ意味を短く表すことができて便利ですが、略語と正式名称が混ざると読みづらくなります。
【例】
今回表記ゆれは4つだけでしたが、他にも様々なパターンがあります。
意図的ではない表記ゆれが起きていると、読者が読みづらく感じてしまい、良い印象は持たれないでしょう。
そうならないためにも、文章を書くときには今回ご紹介した「表記ゆれ」を意識してみてください。
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