これまで2回にわたり「資料作成×心理学」シリーズをご紹介してまいりましたところ、おかげさまで大変ご好評をいただいています。
今回はその第3弾をお届けします。
どれだけ丁寧に作り込んでも、読み手の記憶に残らなければビジネス資料は成果にはつながりません。
実は私たちは、資料作成の中で無意識のうちに心理学的な効果を使っていることがあります。
そうした心理のしくみを“意識的”に取り入れると、「なんとなく」ではなく「伝わる根拠」を持った資料づくりができるようになります。
今回は、「実は心理学的な意味や効果があったんだ」と気づいていただけるようなテクニックを具体例とともにご紹介します。
目次
人は、繰り返し見たり聞いたりする対象に対して自然と好感や信頼を抱く傾向があります。
資料作成では、重要なキーワードやロゴ、ビジュアルを一貫して複数回登場させることで、受け手の記憶に定着しやすくなり印象や理解度の向上につながります。
人は視覚的に近い位置や似た要素を無意識に“まとまり”として認識し、意味づけしようとする性質があります。
資料作成では、適切な余白・色・整列を使い、情報を自然にグループ化することで、見やすく整理された印象を与え、理解のスピードを高めることができます。
人は他者の行動や選択を参考にして、自分の判断を下そうとする傾向があります。
資料内に「多くの企業が導入」「導入実績1,000社」などの実例やロゴ、数値データを提示することで、読み手に安心感と信頼性を与え、提案内容への納得感を高めることができます。
いかがでしたか?
資料作りにちょっとした“心理の視点”を加えるだけで、いつもの作業がぐっと面白くなってきませんか?
今回はごく一部のアプローチをご紹介しましたが、他にも応用できる考え方はたくさんあります。
伝わる資料は、ちょっとした工夫の積み重ねです。
ぜひ、次の資料作成で試してみてください!
弊社は資料作成、リサーチ・データ収集、SNS話題量調査、各種レポート作成やサイト/LP校正などクライアント様のニーズに合わせて幅広く業務代行させていただいております。
弊社でお手伝いできることがございましたら、なんなりとお申しつけください。