生成AIを業務で活用する場面が増えていますが、「ChatGPTには慣れたけどCopilotはまだ使っていない」という方もいるのではないでしょうか?
Copilotは、Microsoftが提供するAIアシスタントで、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、日常業務で使うアプリに直接組み込まれています。
M365アプリでファイルを開いた状態で、Copliotのボタンをクリックすれば起動できるので、ChatGPTを別ウィンドウで開いていちいち内容を貼り付ける手間もかかりません。
Excelを例に挙げてみましょう。Copilotなら、データ分析やグラフ作成など、実務に直結する作業を自然な言葉で指示するだけで実行できます。「この表に合った関数を提案して」「売上の傾向を分析して」といったように。
「うまく使えれば便利そう・・・だけど、実務レベルの複雑な内容に応えてくれるのかな?」「使い方になれるまでが大変そう」と、実際使うのをためらってしまう人のために今回は、すぐに試せる簡単なシーンをご紹介します。「けっこう使えるシーンがありそう!」とイメージしやすくなるはずです。
住所リストや配送先データを扱うとき、「東京都港区赤坂1-1-1」を都道府県・市区町村・番地に分けたいこと、ありませんか?
Excelで住所を分割するには、IF、LEFT、MID関数を組み合わせるなど、複雑な式が必要です。
例:=IF(MID(A1,4,1)=”県”,LEFT(A1,4),LEFT(A1,3))
Copilotなら、こうした関数を覚える必要はありません。自然な言葉で指示するだけでOKです。

1.Excelで住所データを準備
OneDriveやSharePointに保存したファイルを開きます。
Copilotがクラウド上でデータを処理するため、オンライン上にアップしておく必要があります。
2.Copilotを起動
右上のリボンにある 「Copilot」アイコンをクリックすると、右側にパネルが表示されます。
右側のCopilotパネルで、次のように入力します:
「この住所を都道府県・市区町村・番地に分けてください」
3.結果を確認
Copilotが自動で住所を解析し、3列に分割した新しいシートを生成します。
ほかにもこのようなシーンでも使用可能です。
氏名の分割:「名前を姓と名に分けてください」
日付の分解:「日付を年・月・日に分けてください」
売上データの合計:「売上の合計を出してください」
重複データの抽出・削除:「重複している行を削除してください」
表の並べ替え:「金額の高い順に並べ替えてください」
空欄の確認と補完:「空欄に“未入力”と入れてください」
いかがでしたか?Copilotなら、面倒な作業も“話しかけるだけ”で完了します。まずはこの住所分割から試してみてください。
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