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サッカー日本代表のW杯2次予選前6連勝と対戦国に関する世論動向

「タスケッター」ではX(旧Twitter)を代表とするSNSや掲示板、Webニュース等の膨大なデータから特定の調査キーワードを切り口に分析し、一般ユーザーの声を可視化する「SNS話題量調査」をサービスとして提供しています。
今回、そのサービスのサンプル調査として「サッカー日本代表のW杯2次予選前6連勝と対戦国に関する世論動向」を調査・分析しました。

調査背景

サッカー日本代表は2023年6月12日~2023年10月20日の期間内で6連勝しており、それに対して多くの声がSNS上でも展開されています。
そこでサッカー日本代表や対戦国に対して世の中の人々が実際にどう思っているのかをX(旧Twitter)の投稿を通じて調査・分析をおこないました。

調査・分析

投稿量推移:ドイツ戦で他と比較して非常に高い関心

期間中投稿量推移は下図のようになりました。

期間中の総投稿数は73.4万件あり、1日平均は5,604.5件でした。
試合経過や結果についての投稿で大きなピークを形成したと見られる4万件超えの日が6回あり、試合日は高い投稿量を集めている様子が分かります。
特に9月10日のドイツ代表との試合日は13万件超の最大のピークを形成し、他国との試合日より高い投稿量を集めました。
また、試合数日前の日本代表メンバー発表の際にも平均の2倍の投稿量がありました。

リポスト数TOP10:大半がポジティブな意見の投稿

Xのリポスト数(旧リツイート数)の上位投稿をピックアップしました。その際、同一投稿者は最上位の投稿のみ採用し、メディアアカウントによるニュース投稿は除きました(それぞれ、Xの投稿文面より一部抜粋)。

リポストTOP10投稿の内容は、大半をポジティブな意見が占めました。
1位、7位、9位はドイツ代表、5位はヨーロッパ勢に関する内容で、ドイツ代表を含む強豪国揃いのヨーロッパ勢に、日本代表が好調なことを伝える内容です。
日本代表メンバーに招集されたことを伝える内容も見られました。
フォロワー数が2万超のユーザーが多く並ぶ中、フォロワー数389の一般ユーザーの、ドイツ代表が日本代表との一戦に注力していることを論理的に伝える内容の投稿が9位にランクインしていました。

ポジネガ・トピック分析:ポジティブな意見が優勢

一般ユーザーの投稿からランダムに100件をピックアップし、ポジネガとその内容を目視判定して集計しました。

ポジティブな意見には、日本代表に関する喜びや応援の声が見られ、喜びの声に関しては勝利、活躍、招集、成長という様々な視点がありました。
ネガティブな意見には、日本代表のみならず対戦相手国のドイツ代表に関する意見も見られました。

投稿ピックアップ:ポジネガの例

前項で判定したポジティブとネガティブのトピックの投稿内容例をご紹介します。

頻出キーワード分析:ドイツ戦のみで見られるものがある

試合日別の頻出キーワードです。
頻出度が高い程、キーワードを大きく表示しています。

検索結果に最も頻繁に表示されるキーワードを試合日別に見ると、「日本代表」「〇〇代表(対戦相手国)」「ゴール」「注目を集めた選手名」等のキーワードは共通しています。
ドイツ戦のみ「日本強」「〇〇相手(対戦相手国)」等のキーワードが見られました。

投稿量推移(キーワード別):ドイツ戦以外はほとんど投稿が見られなかった

前項で判定したキーワード別の期間中投稿量推移は下図のようになりました。

期間中投稿量推移をキーワード別に見ると、「〇〇相手(対戦相手国)」のキーワードはFIFAランキングが日本より上位のドイツ戦のみで投稿量が増加しました。

9月10日(ドイツ戦)ポジネガ・トピック分析:ポジティブな意見が優勢

9月10日(ドイツ戦)の一般ユーザーの投稿からランダムに100件をピックアップし、ポジネガとその内容を目視判定して集計しました。

ポジティブな意見には、日本代表に関する喜びや応援の声が見られ、日本の成長を喜ぶ声の割合が、他意見と比較して全期間より大きく増加しました。
ネガティブな意見では、対戦相手国のドイツ代表に関する声の割合が、全期間より大きく増加しました。

9月10日(ドイツ戦)投稿ピックアップ:ポジネガの例

前項で判定したポジティブとネガティブのトピックの割合が大きく増加した投稿内容例をご紹介します。

ポジティブな意見には、日本の成長を喜ぶ声と共に、前回のドイツ戦に触れている投稿が見られました。
※日本代表はFIFA W杯カタール22でドイツ代表に2-1で勝利

まとめ

「サッカー日本代表のW杯2次予選前6連勝と対戦国」に関するX上の世論について

本調査結果を踏まえて、「サッカー日本代表のW杯2次予選前6連勝と対戦国」に関するX上のユーザーの意識は下記の通りまとめられそうです。

著名ユーザー、一般ユーザー共に、ポジティブな意見の投稿量が多い

調査期間中の試合日には、試合経過や結果についての投稿で大きなピークが見られ、リポスト数TOP10の投稿、ランダムにピックアップした一般ユーザーの投稿、共にポジティブな声が優勢でした。

試合日の投稿量はドイツ戦が最多

調査期間中の日本代表の6試合は、すべて勝利で結果は同じにも関わらず、ドイツ戦が他国との試合日より高い投稿量を集めました。
これは強豪国であるドイツ代表に勝利したことが要因だと考えられます。
また、日本代表は前回のFIFA W杯カタール22でもドイツ代表に勝利しており、単なる勝利ではなく強豪国であるドイツ代表に連勝したことも影響を及ぼしていると思われます。

ドイツ戦の日は特徴的な意見が際立った

また、ドイツ戦の日は、ポジティブ・ネガティブの割合に大きな変化はなかったものの、共に特徴的な意見が浮かび上がってきました。

ポジティブ:長年応援してきたからこそ日本の成長を喜んでいると思われる声。

ネガティブ:強豪国であるドイツ代表のここ数年で見られる低迷に、サッカーファンとして心配していると思われる声。

それだけドイツ代表からの勝利は特別なものだったと考えられます。

2023年11月16日から始まる、FIFA W杯26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選に向けて

予選前の6連勝を調査すると、ドイツ戦での勝利はサッカーファンにとって大きな意味合いが見て取れました。
この、ファンにとっても大きな勝利を収めたサッカー日本代表が、6連勝の勢いそのままW杯に向けた予選を勝ち抜いてほしいですね。

調査概要

実施期間
2023年6月12日~2023年10月20日

調査方法
SNS分析ツール等を使用し、調査期間内の対象媒体の投稿データを収集・分析

対象媒体
X(旧Twitter)

検索キーワード
(((“SAMURAI BLUE” or サッカー or 日本代表) and (エルサルバドル or ペルー or ドイツ or トルコ or カナダ or チュニジア)) or キリンチャレンジカップ)

※当調査目的に沿わない内容の投稿を除外するための除外キーワードも設定

タスケッターについて

資料作成や調査業務などのフロントオフィスにおけるタスクをサポートして業務効率化とクオリティアップを実現するフロントオフィスのアウトソースパートナーです。
SNS話題量調査以外にも、資料作成、リサーチ・データ収集、各種レポート作成やサイト/LP校正などクライアント様のニーズに合わせて幅広く業務代行させていただいております。お気軽にご相談ください。

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